37回まちべんを開催しました!

 

●日時:平成26630日(月)18001900

場所:豊田都市交通研究所 大会議室

テーマ:「豊田市交通安全学習センターの取り組みについて〜市民から盛り上がる交通安全〜

話題提供者:伊藤嘉康(豊田交通安全学習センター センター長)

参加者:23

 

最初に、司会役の豊田都市交通研究所 研究部長の安藤良輔が本日のテーマについて説明しました。つづいて、豊田市交通安全学習センターの伊藤嘉康 センター長より、交通安全学習センターの施設紹介や講習会などの取り組み状況、交通安全教育のあり方についてのご紹介があり、交通事故防止対策には4Eと言われる工学(Engineering)、教育(Education)、環境(Environment)、取締り(Enforcement)の視点が必要になるが、全ての交通参加者が安全で安心して道路を利用できる豊田を実現するためには『例・規範(Example)』を追加し、家庭における交通安全教育の浸透が重要になることなどをご講演頂きました。

議論の場では、「高齢者の歩行時の交通事故や夜間の交通事故が多くなっている中で、高齢者への交通安全教育で重要になること」や「子供の交通安全教育、高校生の自転車マナーの悪さを改善するために重要なこと」など、主に高齢者と子どもへの交通安全教育に関する質問が挙がりました。

高齢者は、沢山の知識をお持ちだが『交通事故は他人事』と考えている人が多いため、社会的な背景や高齢者の交通事故の現状を丁寧に解説することや、一般ドライバーが高齢者を認知して対応することの重要性などが解説されました。また、交通安全学習センターでは豊田市内の全小学4年生を対象に交通安全講習を行っているが、4年生になる前や後にも交通安全教育を実施すべきであり、学校での安全教育と合わせて普段の生活の中で親が教えることの重要性が議論されました。さらに自転車のマナーについては、小学生からの自転車教育の充実が必要になるが、マナーが悪い大人を見て成長した子どもだけが悪者ではなく「社会がそうさせている」と考えるべきであり、交通安全教育においては大人(親)の役割が重要となることが議論されました。

その他、頂いたアンケートでは「教育には限界があるのではないかと思いますが、大人が見本をみせないと解決しないことがよく分かったので、大人の教育の充実が必要だと思いました。」、「子ども、高齢者の次に障害者への教育をお願い致します。地域会議とコラボ・連携を取って頂きたいです。」という意見も頂きました。

 

ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!

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