45回まちべんを開催しました!

 

●日時:平成27216日(月)18001900

場所:TTRI大会議室

テーマ:「まちけん活動報告」

話題提供者:増岡義弘(NPO法人 ひと育て・モノづくり・まちづくり達人ネットワーク事務局長

参加者:21

 

最初に、司会役の豊田都市交通研究所の樋口が本日のテーマについて説明しました。続いて、NPO法人 ひと育て・モノづくり・まちづくり達人ネットワーク事務局長の増岡氏より、「豊田市まちと交通研究会(通称:まちけん)」の発足経緯の解説、住民主体の交通安全対策をテーマに進めている活動内容(他市の見学会や具体的な検討内容)に関する報告があり、住民主体で進める課題や地域性に関する議論を行いました。

議論の場では、「地域活動が上手くいく理由をどの様に考えているか。」という質問が挙がり、旧来の市街地など、地縁の繋がりが強く活動が頻繁に行われている地域等で進めやすい可能性があることが紹介された。一方、地縁の繋がりが強すぎると新しい意見や人を受け入れにくくなる傾向にあることなどの指摘もあり、地域(住民)が主体的に進めるための方向性が議論されました。また、亀岡市での交通安全対策に関して、「悲惨な事故があった後でも、高速走行の自動車がみられる現状をどの様に捉えるべきか。」という質問が挙がり、一方通行などの対策を施行するにあたって、『交通安全性の向上』と『軒先の利便性』を比較したときに、まだまだ『軒先の利便性』が優先されている現状であることが報告された。しかし、宅地造成の際にフォルトが作られている(住み始める当初から生活道路の速度抑制策がある環境で生活している)桂坂ニュータウンでは、地域の安全・安心を高めるための活動が頻繁に行われている状況が報告された。

その他アンケートでは「住民参加についての考え方の議論がよかった。」や「地域自治区と共働、アドバイスやサポートを行い、気づきを求めていくのは良い方法と思われる。」、「本当に住民の真のニーズをとらえているのか疑問に思いました。本質的な課題を探索するような研究を期待します。」、「「まちけん」そのものの照会(メンバー構成、属性、研究の進め方、進捗状況など)をお伺いできれば、新たに関心を持って参加される方を取り込めるのでは?」といったご意見をいただきました。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!

 話題提供資料のダウンロード(pdf)