48回まちべんを開催しました!

 

●日時:平成27622日(月)18001900

場所:TTRI大会議室

テーマ:「PHVの電費・燃費に影響を与える要因」

話題提供者:楊 甲(豊田都市交通研究所 研究員)

参加者:22

 

最初に、司会の加藤主席研究員から、楊研究員と発表テーマについて紹介がありました。続いて、楊研究員より、PHV(プラグインハイブリット車)の実電費・実燃費を把握する必要性について説明があり、豊田市低炭素社会システム実証プロジェクトの成果を活用して得られたPHVの実電費・実燃費に影響を与える要因および、それらを考慮して推計した豊田市におけるPHVの導入効果が報告されました。

ここからは議論の場での質疑内容を紹介します。

「気温が0℃と低い場合に燃費が悪化する理由についてどの様な要因が考えられるか」という質問があがり、エンジンを温めるためにエネルギーを使っているため、燃料を消費してしまうことなどが解説されました。また、「高低差について、起終点だけでは途中の登り下りが表現できないのでは」という質問には、より細かくデータを解析することも可能であるが、本研究ではトリップを分析単位として高低差の影響を考慮できたとの回答がありました。さらに、「中山間地域の方が、PHV導入費用の回収年数が短くなるというまとめに対して、高低差ではなく走行距離の影響が大きいのでは」といった指摘があり、今後の研究成果の見せ方についても議論しました。

また、アンケートでは「私はPHVに実際に乗っていますが、経験的に同意できる点が多かったです。温度の影響についてはもっと知りたいです。」や「新しい研究の紹介で興味が持てました。いろいろ議論は出ると思いますが、研究を進めて下さい。」、「多面的な評価、地域内外の高低差・距離など、色々な条件を考える必要がある。」といったご意見をいただきました。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!

 

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