31回まちべんを開催しました。

●日時:平成251125日(月)18001900

場所:豊田都市交通研究所 大会議室

テーマ:「豊田エコ交通」活動のご紹介

話題提供者:柵木明夫 (豊田都市交通研究所主席研究員)

参加者:20

 

最初に、司会役の豊田都市交通研究所主席研究員の山崎基浩が本日のテーマについて説明しました。つづいて、豊田都市交通研究所主席研究員の柵木明夫より、平成25年度より立ち上げた「豊田エコ交通をすすめる会」の活動経緯、活動方針、平成2511月から開始している「豊田エコ交通月間」についての解説がありました。さらにこのような活動の持続メカニズムについて福山市の事例から@参加意欲を持たせるメリットの提供、A継続意識を持たせる効果の確認、B住民・企業・推進委員会の一体推進といった整理しつつ、来年度の以降の活動視点について紹介がありました。

議論の場では「本活動の評価指標を渋滞の削減に置いているが、直接的には結びつかない可能性があるので、別の視点での活動の意義を評価できる指標を考える必要があるのではないか」といった意見や「設定する目標や活動内容は市民の共感の得ることができるものでないといけない」といった意見、「本活動はボランティア的視点から参加できるような配慮があるとより意義が出てくると思う」といった意見がありました。その他にも「エコ交通による企業のメリットを明示することが活動のインセンティブにつながるため重要である」、「このような活動が正義であるというような認識を市民が持てるような工夫が必要である」、「健康診断のように交通診断をすること、それをお返しすることが行動変容に効いてくるのではないか」、「企業間で駐車場のシェアをするなどの取り組みができれば面白い」、「交通行動の見える化を様々な観点から実施していくことが重要である」といった意見がありました。

その他、頂いたアンケートでは「一般市民でも通勤に関係する行動であれば、企業としての課題となるのではと思うので会員企業を増やす活動が重要」「今回のような難しい問題をまちべんで取り上げ、出席者と一緒に考えることは非常に有益だ」といった意見も出されました。

みなさまから頂いた多くの意見を踏まえて今後ともよりよい勉強会の場にしていきたいと思います。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!

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