33回まちべんを開催しました!

 

●日時:平成26127日(月)18001900

場所:豊田都市交通研究所 大会議室

テーマ:「豊田市の公共交通評価

話題提供者:山崎基浩 (豊田都市交通研究所主席研究員)

参加者:23

 

最初に、司会役の豊田都市交通研究所研究部長の安藤良輔が本日のテーマについて説明しました。つづいて、豊田都市交通研究所主席研究員の山崎基浩より、自治体や地域が関与する地域公共交通事業に対する評価の必要性や視点について整理したのち、豊田市における評価方法の紹介とそれを踏まえた現在の評価結果、さらに事業者評価などの新たな評価の必要性について紹介がありました。

議論の場では「評価において利用者と沿線住民を同じ重みで考えて良いのだろうか」といった意見や「収支率は結局は利用数の多さと同じ評価になると思われるので、事業者によって提供されたサービスがどれだけだったかなどの評価を考えてはどうか」といった意見、その他、豊田市の評価における沿線の定義(バス停から半径500mの範囲)や支出における車両購入などの経費の上乗せ状況などに関する意見がありました。また「評価にあたっては、サービスの目的をいかに満足しているかで行うことが重要で、その目的の明確化が必要なのではないか」、「市が運営するバスは公共事業だとすると、費用便益分析などを行うことが評価の通例となると思われるが、バス運行における便益が何であるかを考え、評価に反映させることも重要なのではないか」といった議論がありました。

その他、頂いたアンケートでは「評価の話はどの分野でも難しいので、ベストの評価指標は無い。出来る限りベストに近づける様に日々改善してほしい」「どんな指標が良いか意見を出し合ってみたらどうだろうか」「評価することは絶対に必要だと考えるが、生活者の目的の達成度がいかに高まるかをPDCAを回すことで実現してほしい」といった意見も出されました。

みなさまから頂いた多くの意見を踏まえて今後ともよりよい勉強会の場にしていきたいと思います。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!

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