35回まちべんを開催しました!

 

●日時:平成26428日(月)18001900

場所:豊田都市交通研究所 大会議室

テーマ:「防災まちづくりの中で救援物資のことを考えよう!

話題提供者:樋口恵一(豊田都市交通研究所 研究員)

参加者:27

 

最初に、司会役の豊田都市交通研究所主任研究員の三村泰広が本日のテーマについて説明しました。つづいて、豊田都市交通研究所の樋口恵一研究員より、東日本大震災時における救援物資輸送の課題と、豊田市において効率的に救援物資を搬出入するための視点について紹介がありました。

議論の場では、「東日本大震災時における災害協定の課題」や「特徴的な災害協定を結んでいる事例」、「豊田市が締結している災害協定の内容」に関する質問、「自治区などの地縁組織と地元企業が協定を結ぶことが重要ではないか」といった災害協定に関する意見が多く挙がり、豊田市が現在取り組んでいる広域連携や災害協定についての解説を交えながら活発な議論が行われました。また、「必要となる救援物資に関する情報をやり取りして被災地に物資を届けるためには、デジタル的な管理とアナログ的な管理の双方が重要になってくるが、何が起こるか分からない非常時には双方とも一長一短がある。どの様な管理が必要かを考えないといけない。」といった意見や「直接被災地に救援物資が届くのであれば、国や県が考えている救援物資の流れが機能しないのではないか。」とった救援物資を管理する方法や仕組みに関する議論がありました。

その他、頂いたアンケートでは「防災は近いようで遠い課題のような気がしていますが、自分達が自ら企業や役所に係る必要性を感じました」、「救援物資の流れの確立ができるようにもっと話したいと思いました」、「大企業の対応力をもっと踏み込んで活用するような「豊田らしさ」の防災計画を作る必要がある。ロジスティクスなどは専門家が大勢いるので、市の職員だけで不足する場合、民間の人材を緊急活用する仕組みを考えるべきである」、といった意見や、「もう少し道路体系や交通に着目した防災まちづくについての取り組みやあり方を知りたかった」という意見も頂きました。

みなさまから頂いた多くの意見を踏まえて今後ともよりよい勉強会の場にしていきたいと思います。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!

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