40回まちべんを開催しました!

 

●日時:平成26930日(月)18001900

場所:エコフルタウン大会議室

テーマ:「豊田の都心交通まちづくりの論点」

話題提供者:太田勝敏(豊田都市交通研究所 所長)

参加者:36

 

最初に、司会役の豊田都市交通研究所 主席研究員の加藤秀樹が本日のテーマについて説明しました。つづいて、豊田都市交通研究所 所長の太田勝敏より、(仮称)都心環境計画の策定経過と概要について説明・報告があり、合わせていくつかの論点について個人的見解の紹介がありました。

(仮称)都心環境計画の有識者会議における議論では、都心の現状と課題の整理結果として「交通結節点や公共施設が近接しているものの都心の回遊性が課題」として挙げられたことや、近隣市町村の大型ショッピングモールの建設計画や今後の再開発・イベント等を踏まえたロードマップの重要性について解説がありました。

また、世界最先端の豊田らしい交通まちづくりを行うための今後の展望として、市民や来訪者にとっての玄関口である都心はデザイン性とエレメントも重要になってくるため、インフラとしての広場整備と連続性、市民や民間企業と連携した運用方法の検討が重要であり、平日に各地域の農産物や文化が交流し、来訪者も楽しめる「まちの駅」であることが望ましいとの見解が報告されました。

 議論の場では、「都心ではバスターミナルの整備が必要でないか」といったご意見があがり、交通結節点はおいでんバス・都市間バス・タクシーなど様々な交通モードがまとまることが大事であり、その待ち空間も大切なエレメントであることがスウェーデンの事例を交えて解説されました。また、「自動車分担率が高い豊田市において公共交通施策を進める妥当性」に関する質問が挙がりました。クルマを活用するためには通行空間と駐車スペースを併せて議論すべきであり、ある程度まとまりを持った駐車空間と公共施設・商業施設などとの連続性を持った都心整備が必要になってくるため、クルマの使い方・活用方法を踏まえて議論すべであることが解説されました。

その他、頂いたアンケートでは「ワクワクするようなお話でしたが、実現できない話でもないと勇気を頂きました。日頃感じている課題はやっぱり問題でしたね。」、「豊田市民ではないのですが、自分が住む町の将来を考えるうえで大変参考になりました。」という意見も頂きました。

ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!

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