50回まちべんを開催しました!

 

●日時:平成27824日(月)18001900

場所:TTRI大会議室

テーマ:「とよた快適自転車プラン〜豊田市自転車利用環境整備計画〜について

話題提供者:花田 潤治 氏(豊田市 建設部建設企画課)

参加者:29

 

最初に、司会役の豊田都市交通研究所の福本主任研究員が本日のテーマについて説明しました。続いて、豊田市建設企画課 花田氏より、本年5月に策定された「とよた快適自転車プラン〜自転車利用環境整備計画〜」について、豊田市における自転車事故の現状や課題、今後3年間で進める施策について解説いただきました。

議論の場では、空間整備の考え方や計画の広い周知、ルール徹底の必要性など幅広い議論が行われました。以下に主な議事内容を整理します。

 

l  貨物の積み下ろしやバスの乗降などで自転車専用通行帯をふさいでしまう可能性も考えられるが、よいのか。(対応策は考えてられているか?)

→他都市では、バス停では自転車通行帯を切る(明示しない)対策が実施され、駐車禁止の区間であっても都心部では路駐によって占領されている報告も聞いている。沿道施設の立地状況も影響すると思うので、空間整備を進めながら問題の動向を探っていきたいと思う。

l  豊田市は坂が多く速度抑制が課題になると思うが、どの様にお考えか。

→速度抑制については看板などで対策を進めるとともに、登り坂でもふらつきが危ないので歩道への乗り入れをできるような対策を検討している。

l  一般市民への周知はどの様に進められるのか?また市民への周知に関して3年後の着地点は検討されているか。

→関係部局との連携を深めるとともに、整備対象エリアの自治区との連携や立哨活動など、手探りではあるが進めていく予定。細かな目標の必要性も認識しているので今後の検討課題としたい。

l  小学生の見守り隊をやっているが、一時停止などほとんど守られていない。ルールの周知が課題だと感じている。

→利用者が多い高校生をターゲットとして進めるべきかと認識しており、空間整備+見える形で安全な環境が整うような努力をしていきたい。

l  未整備または暫定整備路線の今後の進め方を教えて下さい。

→都市計画決定された区間ある。設計状況を確認しながら自転車空間の整備を進める予定。

 

 

 

その他アンケートでは、「今回は私にとって身近で興味深いテーマでした。少しでも多くの地点で自転車通行空間の整備をお願いします。」や「自転車の走行環境改善は自動車にも歩行者にも効果があると思います。期待しています。」、「意識づくりが一番重要だと思います。特に学校を通じた取組みについて、3年間での目標・計画をしっかり立てて頂ければと思います。」といったご意見をいただきました。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!