53回まちべんを開催しました!

 

●日時:平成271116日(月)18001900

場所:TTRI大会議室

テーマ:「豊田市における障がい者の移動の実態と課題について〜福祉有償運送の現場から〜」

話題提供者:野下 浩平 氏NPO法人豊田ハンディキャブの会)

参加者:25

 

最初に、司会役の豊田都市交通研究所の加藤透主席研究員が本日のテーマについて説明しました。続いて、NPO法人豊田ハンディキャブの会の野下氏より、豊田市における障がい者の移動の実態と課題と題して、@福祉交通の概要、A豊田市における有償運送、B豊田市における福祉・介護タクシーの現状を解説いただきました。

まず@福祉交通の概要では、福祉有償運送と歴史と成り立ち、道路運送法からみた有償運送とタクシーの違いについて解説頂きました。

A豊田市における有償運送、B豊田市における福祉・介護タクシーの現状では、豊田市における障がい者数の推移や福祉有償運送の利用状況を解説いただき、他の事業者へのアンケート調査結果を交えて、福祉有償輸送の現状として、利用者側(障がい者側)は「移動をあきらめている」こと、実施団体・事業者側からみた現状として「移動したい時に移動してもらえない」「経営面・事務処理などの負担」があるなどの課題が報告されました。議論の場では、今後益々需要が増えてくることが予測される中、障がい者の移動に関する制度やサービスの位置を明確にして「公共交通と福祉的な送迎が協力した受け皿を作るべきである」こと、「介護との連携の模索方法」についての意見が出されました。

アンケートでは「78条について、本来はじめた時の想いとは違ってきているなど当事者の想いが聞けて良かった。」や「豊田市が率先して、何か条例などの制度面の整備をしてほしい。」といったご意見をいただきました。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!

 

 

 話題提供資料のダウンロード(pdf)