第80回まちべんを開催しました!
●日時:平成30年5月16日(水)18:00〜19:00
場所:豊田市役所元城庁舎西棟4階会議室
テーマ:「速度標識無の生活道路における運転者の速度遵守行動分析」
話題提供者:楊 甲氏(豊田都市交通研究所 主任研究員)
参加者:18名
最初に、司会の西堀主席研究員が本日のテーマについて説明しました。続いて、楊主任研究員から、国土交通省の公開資料を用いて生活道路における全国交通事故の実態及びそこでの交通安全対策の現状を紹介した上で生活道路での交通安全対策の必要性を示し、当研究所が実施した助言型ISAの実証実験結果を用いて、速度規制標識の無い生活道路における運転者の走行速度の実態、そして助言型ISAによる速度抑制効果などの分析結果について報告がありました。
議論の場では、「速度規制標識の無い生活道路において、30 km/hを超えて運転することは、速度規制超過取り締まりの対象になるのか」、「本研究では、速度規制標識の無い生活道路において、高齢者は非高齢者と比較して走行速度が速いとの結果が得られているが、サンプル数が少ないため、今後サンプル数を増やした分析をしてはどうか」、「規制速度のルールが昔から変わっている部分がある。今と比べて昔は速度が低めに設定される地域が多かった。その時代を知らない年代は、速度を出すことに抵抗がないのではないか」などの質問がありました。
また、アンケートのコメントでは「勉強になりました」、「高齢者と非高齢者との結果の差の意味を見極めたいと思いました」といった意見がありました。
ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!