西堀主席研究員が論文発表を行いました

西堀主席研究員が、2020年10月9日(金)に開催された2020 年度(第 31 回)日本都市計画学会中部支部研究発表会において、高齢運転者に対する警報型後付け安全運転支援装置の利用促進効果について発表しましたのでお知らせします。発表した論文は、日本最大級の科学技術情報プラットフォームである「科学技術情報発信・流通総合システム」(J-STAGE)で2020年10月5日に公開されましたのであわせてお知らせします。

【公表論文】

西堀泰英, 楊甲, 松尾幸二郎, 樋口恵一, 三村泰広, 安藤良輔:高齢運転者に対する後付け安全運転支援装置に関する情報提供の工夫による利用促進効果,日本都市計画学会中部支部研究発表会論文集,No.31,2020.

https://www.jstage.jst.go.jp/article/cpijchubu/31/0/31_37/_article/-char/ja

【論文の要旨】

高齢運転者の安全向上に向け、サポカーや後付け型の安全運転支援装置(以下、装置とする)の購入補助などの対策が行われている。過去に筆者らが行った調査の結果から、安全確認を慎重に行わないような「装置の利用により安全性向上に寄与する可能性がある人」が装置を有用と思わないジレンマの状況にあることがわかった。そうした人への普及を図るためには、購入補助などに加えて、装置利用を自分事として考えるような情報提供内容の工夫が求められる。本研究は愛知県豊田市の高齢者クラブの集会で、装置や購入補助制度に関する情報提供とともに、装置利用を自分事と考えてもらえるよう、ジレンマの状況に関する調査結果を提示するなど、内容を工夫した情報提供の効果を確認するための調査を行った。その結果、情報提供を工夫した群では装置を利用したいと思う割合が大きく、利用したいと思う理由に違いが認められるなど、工夫の効果が示唆された。