
第121回まちべんを開催しました。
高齢運転者を対象とした先進的自動車保険の利用による効果分析

安藤主幹研究員が招待講演を行いました
安藤主幹研究員が招待講演を行いました

三村主幹研究員が講師として高齢者の交通安全をテーマに講義をしました
三村主幹研究員が講師として高齢者の交通安全をテーマに講義をしました

愛知県の交通事故オンラインマップを公開
楊主任研究員が作成した愛知県の交通事故オンラインマップを公開しました

設立30周年記念シンポジウムを開催しました

鈴木主任研究員がコメンテーターとして番組に出演しました
鈴木主任研究員がコメンテーターとして番組に出演しました

楊主任研究員の研究論文が三井住友海上福祉財団奨励賞を受賞しました。

豊田市中央図書館で連携展示を実施しました
当研究所と豊田市中央図書館が連携し、中央図書館4階で 展示「リサーチ!未来の車 私たちのまち」を実施しました。

機関紙「まちと交通」76号 を発行しました
特集「低未利用地対策・自治体活用に関するアンケート結果の報告」

令和3年度 研究成果報告会を実施しました
当研究所の研究員が、日頃の研究成果を報告しました。
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2022/05/20
第121回まちべんを開催しました。
今回のテーマ
「高齢運転者を対象とした先進的自動車保険の利用による効果分析」
■とき 令和4年5月18日(水)午後6時~7時
■ところ 豊田都市交通研究所・オンライン開催
■話題提供者 楊 甲(豊田都市交通研究所 主席研究員)
■参加者 19名(会場参加4名、オンライン参加15名)
詳しくはこちらの「過去の開催報告」をご覧ください。
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2022/03/24
安藤主幹研究員が招待講演を行いました
当研究所の安藤良輔主幹研究員がオンライン会議で招待講演を行いました。
講演題目:How to Make Mobility of Elderly People Safely and Sustainably in an aged Society: the Challenges in Japan
会議名称等:2022 International Symposium on Urban Aging Planning & Elderly Travel Issues
開催日時・場所:2022年3月6日(北京時間)8:30~16:40、ZOOM他
本会議は、北京工業大学とSPSD(空間計画と持続可能な発展に関する国際組織)が共催した国際会議です。中国がこれから迎える急激な高齢化がもたらす都市計画と高齢者のモビリティの諸課題を念頭に議論する会議です。このオンライン会議の中で、安藤良輔主幹研究員が「超高齢社会における高齢者モビリティの安全性と持続可能性を担保するための日本の挑戦」について講演を行いました。
(会議の詳細:https://www.spsdcommunity.org/spsd-workshops/workshop-2022/)
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2022/03/03
三村主幹研究員が講師として高齢者の交通安全をテーマに講義をしました
三村主幹研究員が「高齢者の交通安全~特に運転者の目線から~」と題して、都道府県・市区町村の交通安全教育の指導者を対象に行われた研修会に、講師として講義しました。
研修会名:令和3年度交通安全教育指導者研修会
主催:(一財)日本交通安全教育普及協会
後援:内閣府
日時:2022年2月18日(金)
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2021/12/23
愛知県の交通事故オンラインマップを公開
楊主任研究員が、愛知県の交通事故オンラインマップを構築・公開いたしました。愛知県内の自治体をはじめ、県民の皆様にご参考・ご活用いただければ幸いです。
交通事故オンラインマップ:http://www.safety-map.info/
※正しく表示されない場合は、Cookie等の削除により改善する場合があります。
【経緯】
令和2年度の研究所自主研究である「オープンデータ」の成果として、豊田市を対象とした交通事故オンラインマップを構築し、インターネットを通じて公開したところ、2021年11月の閲覧実績は429回で、多くの方に関心を持っていただきました。交通事故オンラインマップをより多くの方に利用していただけるよう、愛知県全域を対象とした交通事故オンラインマップを新たに作成し、公開いたします。
【特徴】
大学研究機関及び民間企業も警察庁のオープンデータを用いて、事故オンラインマップを構築していますが、当研究所が構築したオンラインマップの特徴は以下のとおりです。
〇2年間の膨大な事故箇所を迅速に表示可能
〇市民が閲覧することを前提としたわかりやすさ
〇無料であるOpenLayers技術の活用による、安価な維持管理費(13,200円/年)
【内容】
研究所が構築した愛知県の事故オンラインマップは下図のとおりです。
〇背景地図を地理院の淡色地図とし、交通事故発生箇所や市区町村の境界線を表す
〇死亡事故・負傷事故それぞれについて、事故類型を色により区別
〇事故内容の絞込みも可能
〇市区町村名を用いた検索により、該当範囲を迅速に表示可能
<注意事項>
表示データのボリュームから、スマホで閲覧できない可能性があります。
PCまたはタブレットをご利用くださいますようお願いいたします。
交通事故オンラインマップ:http://www.safety-map.info/
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2021/12/03
設立30周年記念シンポジウムを開催しました
令和3年11月26日(金)に豊田都市交通研究所設立30周年記念シンポジウムを開催しました。
参加者、関係者の皆様にお礼申し上げます。
さて、シンポジウムでは、記念講演として豊田市の太田市長に「豊田市の交通政策のこれまでとこれから」で、トヨタ自動車株式会社の木津室長に「トヨタ自動車による、MaaSの社会実装に向けた取り組み」でそれぞれご講演いただきました。
また、当研究所所長の原田が「振り返り、これからの豊田都市交通研究所について」で講演を行ったのち、名古屋大学の森川教授と公開対談を行い、歩行者の交通事故を0にするための取組や住民共助による移動手段の確保等について話し合われました。
今後も、ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
【当日の様子】
■記念講演1(豊田市 太田市長)
■記念講演2(トヨタ自動車株式会社 木津室長)
■所長講演(原田所長)
■公開対談(原田所長、名古屋大学 森川教授)
【当日の資料はこちらです】
記念講演2の資料につきましては、ご講演者様の意向により、不掲載とさせていただきます。
開催記録はこちら ⇒【開催記録】
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2022/01/30
鈴木主任研究員がコメンテーターとして番組に出演しました
鈴木主任研究員がモビリティに関する様々な問題解決について議論するテレビ番組に、
コメンテーターとして出演しました。
番組名:モビエボ×アキタ モビリティと秋田の未来を考える
放送局:ABS秋田放送
放送日:2022年1月30日16:30~17:30 ※秋田ローカル
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2021/11/01
楊主任研究員の研究論文が三井住友海上福祉財団奨励賞を受賞しました。
名古屋大学との共同研究による研究成果として、「事故分析と予防」(Accident Analysis & Prevention)に掲載された下記の研究論文が、2021年度の三井住友海上福祉財団奨励賞を受賞しました。
論文名称:カウントデータモデルを用いた日本国に実施している高齢運転者講習による効果
-豊田市を事例として-
論文著者:楊甲、山本俊行先生(名古屋大学)、安藤良輔
ここで、本研究の遂行にあたり、交通事故、人口統計データを提供して頂いた愛知県警豊田警察署、豊田市交通安全防犯課、そして、豊田市庶務課の皆様に、深く感謝の意を申し上げます。
【研究論文の詳細はこちら】
https://www.ttri.or.jp/2021/02/22/jikobunseki_yobou/
研究論文の説明資料 ⇒ (PDF)
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2021/10/14
豊田市中央図書館で連携展示を実施しました
豊田市中央図書館と豊田都市交通研究所が連携し、中央図書館にて連携展示「リサーチ!未来の車
私たちのまち」を実施しました。
当研究所が設立30周年を記念し発行した30周年史「交通まちづくりとともに」をはじめ、
交通に関連した多数の本の展示や研究の中で調査した豊田市内の「危険箇所」が見られる
タッチパネルの設置等を行いました。
展示本については、図書館の利用カードをお持ちであれば、お借りいただけます。
展示期間:令和3年11月26日(金)まで
場 所:豊田市中央図書館(とよた参合館内)4階
そ の 他:豊田市中央図書館についてはこちら
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2021/08/24
機関紙「まちと交通」76号 を発行しました
特集「低未利用地対策・自治体活用に関するアンケート結果の報告」
低未利用地とは、土地基本法第十三条では低未利用土地として記載されており、『居住の用、業務の用その他の用途に供されておらず、又はその利用の程度がその周辺の地域における同一の用途若しくはこれに類する用途に供されている土地の利用の程度に比し著しく劣っていると認められる土地』とされています。
例えば、建物が建っているもの関わらず誰も住んでいない空き家・空き店舗、建物跡地となっている空き地、就農者不足等によって農地が放置され、草が生い茂ってしまった耕作放棄地等が当てはまります。
地方都市によっては、市街地であっても低未利用地(特に空き家や空き地)は増加しており、人口減少社会に対応するための喫緊の課題となっています。また、都市計画マスタープランや立地適正化計画において、市街化区域内や居住誘導区域内の低未利用地の対策方向性を設定し、自治体の状況や来推計に応じた対策を講じている自治体は多くあります。
今回の特集では、市街地内低未利用地の対策・活用方法に関するアンケート調査の結果から、特に多くの自治体が対策を講じていた、空き家の対策事例や自治体自身による空き家活用に関する結果について報告します。
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2021/07/29
令和3年度 研究成果報告会を実施しました
令和3年7月1日(木)に研究成果報告会を実施しました。
今年度も新型コロナウイルスの影響により、昨年と同様、参加人数を大きく制限した状態での開催となりました。それでもソーシャルディスタンスの確保やマスクの着用、手指消毒等にご協力いただき、無事開催することができました。参加者・関係者の皆様にはお礼を申し上げます。
さて、今年度は豊田市役所未来都市推進課の中神課長による特別講演を始め、3人の研究員から研究成果の報告を行いました。また、各研究成果報告に対しコメンテーターの先生方からコメントを頂戴し、より内容を深めることができたと考えております。
これからも現状に満足することなく、サスティナブルなモビリティ社会の実現を目指して、世界に対し研究成果を発信できるよう尽力いたします。
【当日の様子】
■特別講演(豊田市役所 未来都市推進課 中神課長)
■研究成果報告(鈴木研究員、三村研究員)
■コメンテーター(板谷教授、嶋田教授)
【当日の資料はこちらです】
特別講演の資料につきましては、ご講演者様の意向により、不掲載とさせていただきます。

ゾーン30の交通安全性向上に向けたVR(仮想現実)の体験をしていただきました
井郷地区の地域会議でゾーン30の現状や問題点を認識してもらうためのVR体験を行いました。

西堀主席研究員らの論文が公開されました

ゾーン30の安全性向上に向けた受託研究を実施しています。
ゾーン30の安全性向上に向けた受託研究を実施しています。

「ADAS」という言葉を聞いたことはありますか?
高齢者クラブの催しに参加して、ADASの説明と利用意向等の調査を行いました

名古屋駐車協会・名古屋駐車場案内システム協会合同講演会に参加しました
講演のテーマは「都市交通におけるデータ活用例と将来の動向」です。

ラグビーワールドカップ前後の豊田市中心部における人の動き(速報)

坪井研究員がCSIS DAYS 2019で研究奨励賞を受賞しました

自転車の同調実験を実施しています
自転車同調走行及び交通実態調査を実施しています。

末野原ささえあいネットワークの集いに参加しました
講演のテーマは「高齢者の移動支援のこれからについて」です。

Wi-Fiパケットセンサーによる豊田市中心市街地歩行者流動調査について
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2020/09/01
ゾーン30の交通安全性向上に向けたVR(仮想現実)の体験をしていただきました
皆様はバーチャルリアリティ(以下、VRと称する)のことをご存じでしょうか。
VRは英語の「Virtual Reality」の略語で、日本語では「仮想現実」などと言われます。ゴーグルなどを通して映像を見ることで、自分があたかも映像に映し出される仮想的な空間の中にいるかのような体験ができるものです。最近では、交通安全対策の検討にも使われており、例えば、愛知県警では高齢者向けにVRで交通事故の疑似体験ができる講習会等を実施しています1)。
先日も研究所のホームページでご紹介しましたが、当研究所では豊田市井郷地区のゾーン30のエリア(時速30キロの速度規制区域)における交通安全対策の検討を行っています。この中で、2020年8月19日に開催された井郷地区の地域会議において、委員の皆さまに車両目線でのゾーン30の現状や問題点を認識していただくため、VR体験をしていただきました(写真1)。
VR体験では、車の運転席から見たゾーン30のエリア内を走行した映像をご覧いただき、道路標識や路面標示などの状況を確認していただきました。なお、VRは視覚情報と体感情報にずれが生じることで気分が悪くなることがあり、その場合は体験を控えたり中断していただきました。また、機器の消毒等、新型コロナウイルス感染防止対策を行いました。
VRを体験した直後に、実際に道路標識や路面標示があった場所などについて振り返りを行いました(図1)。体験者からは、「標識などがあったことに気が付かなかった」や「標識の角度や高さによって見えにくいものがある」など、実際の運転時の視線に近いVR映像ならではの声が聞かれました。
VR体験の終了後に、地域の交通安全対策を考えるための予備知識とするため、ゾーン30の交通安全性向上に向けた対策メニューについて紹介しました。今後はVR体験で感じたことや紹介した交通安全性向上に向けた対策メニューなどを踏まえ、ゾーン30区域の交通安全性向上に向けた方策を検討していきます。
写真1 VR体験会の様子
図1 ゾーン30入口から500m道路区間で標識がない問題を確認するためのVR映像の様子
出典1) 愛知県警察本部のHP、https://www.pref.aichi.jp/police/syokai/sho/nakagawa/katsudou/vr-koutu-anzen.html
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2020/06/26
西堀主席研究員らの論文が公開されました
当研究所の西堀主席研究員らがまとめた、高齢運転者に対する警報型後付け安全運転支援装置の効果に関する論文が、自動車技術会論文集に登載され、日本最大級の科学技術情報プラットフォームである「科学技術情報発信・流通総合システム」(J-STAGE)で2020年5月25日に公開されましたのでお知らせします。
【公表論文】
西堀泰英, 楊甲, 松尾幸二郎, 樋口恵一, 三村泰広, 安藤良輔:警報型後付け安全装置による高齢運転者の運転行動変化,自動車技術会論文集,51巻,3号,2020.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsaeronbun/51/3/51_20204260/_article/-char/ja/
【論文の要旨】
多くの車種に取り付け可能な警報型後付け安全装置(以下、装置)は、高齢運転者への交通安全対策のひとつになる可能性があります。本研究は、高齢運転者の車両に装置を取り付け、12人の警報開始前後の運転行動変化を分析しました。その結果、警報により高齢運転者の運転行動を変える効果(急減速回数の削減等)が確認できました。
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2020/06/18
ゾーン30の安全性向上に向けた受託研究を実施しています。
皆さんが道を歩いていると、「ゾーン30」という言葉を目にすることが度々あると思います。「ゾーン30」とは、生活道路(地域で生活する人が住宅などから幹線道路に出るまでに利用する道路)における交通安全対策のひとつです。平成23年度から本格的に導入が始まった比較的新しい取り組みですが、令和元年度末の時点において日本全国で3,864箇所に整備されています1)。
ゾーン30は、面的な区域(ゾーン)における自動車の速度を抑制するため、区域内では最高速度を時速30キロに規制するとともに、物理的対策(例えば、速度抑制のための段差(ハンプ)や狭さくなどの設置)を行うものです。
当研究所は豊田市役所猿投支所からの委託を受けて、豊田市井郷地区のゾーン30を中心とした区域を対象に、交通安全向上に向けた実態整理とそれを踏まえた対策提案の検討を行っています。具体的には、路面標示や標識などの交通安全施設の状況把握、及び、一部道路での走行速度等の実態調査を行い、地域住民の皆様との検討を通じて、交通安全意識の啓発や最先端の技術を活用した交通安全性向上方策を提案する予定です。
下記の写真は、2020年6月9日に撮影した現地の様子です。
ゾーン30入口
出典1) 警察庁のHP、https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/seibi2/kisei/zone30/zone30.html
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2020/01/16
「ADAS」という言葉を聞いたことはありますか?
皆さんは「ADAS」という言葉を聞いたことはありますか。「ADAS」とは先進運転支援システム=Advanced driver-assistance systemsの略で、「エーダス」と呼ばれているものです。具体的には、車線逸脱防止のアシストや衝突軽減ブレーキ、又はそれらに関する警報、その他、自動駐車や追従ドライブ支援などがあり、事故を未然に防ぎ、安全で快適に目的地へ到着することを支援するシステムを言います。
現在、当研究所では、この「ADAS」を多面的に検証するとともに、運転者(特に高齢運転者)への普及促進のための方策を研究しています。今回は豊田市内のある高齢者クラブの催しに参加し、高齢運転者の事故の特徴を交えて安全運転に配慮するべき点の説明や「ADAS」の紹介をするとともに、「ADAS」の利用意向調査を行いました。調査の結果はご協力いただいた皆様に報告し、今後の安全運転に役立てて頂きたいと思います。このような調査を引き続き他の団体でも行っていきます。
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2019/12/23
名古屋駐車協会・名古屋駐車場案内システム協会合同講演会に参加しました
先日、当研究所の西堀主席研究員が、「名古屋駐車協会・名古屋駐車場案内システム協会合同講演会」で講演を行いました。この合同講演会は、年に数回、名古屋の有名駐車場事業者を始めとする多数の会員が集い、関連テーマについて話を聞き、知識を深め、新たな情報を収集するとともに、会員同士のつながりを深める場でもあります。
今回、当研究所からは「都市交通におけるデータ活用例と将来の動向」と題して、主に駐車場利用実態データを利用した検討、自動運転などの都市交通の将来動向、そして自動運転と駐車場の話をしました。1時間程度の講演でしたが、とても熱心に聞いて頂き、皆様のお役に立てたのではないかと実感することができました。
また、当研究所の他にも、名古屋市や(株)NTTドコモの方々の講演もあり、集約駐車場の附置義務や、5G時代におけるモビリティ産業に向けた取り組みなど、貴重な話を聞くことができました。このような時間を皆様と共有できることに、とても感謝しております。今後とも、このようなご縁を大切にし、社会に貢献できればと思いました。
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2019/12/05
ラグビーワールドカップ前後の豊田市中心部における人の動き(速報)
(公財)豊田都市交通研究所は、豊田市中心市街地にWi-Fiパケットセンサー(※1)を設置し、人の動きを調査しています。この度、ラグビーワールドカップ2019愛知・豊田の開催期間前後の豊田市中心部における人の動きの速報がまとまりましたので、お知らせします。
※1 Wi-Fiパケットセンサー
- ・Wi-Fiを使用する機器から発信される電波を受信して記録する装置
- ・山梨大学交通・観光流動研究チームが開発したシステム(*下部問合せ先参照)を使用
調査の結果、主に次の点が明らかになりました。詳細は、こちらの資料をご覧ください。
- 試合開催日(9/23、9/28、10/5)には、普段よりも多くの人が来訪している実態が確認できました。台風19号により試合が中止となった日(10/12)は、来訪者数が極端に少ない実態も確認できます。
- ただし、パロッシー(※2)のデータと比べて、特に試合開催日の増加の幅が小さいことから、こうした点を考慮してWi-Fiパケットセンサーの結果を分析する必要があることが確認できます。
- 2点間の流動を見ると、試合開催日は豊田市駅付近から豊田スタジアム間の流動が顕著に増加することが確認できます。また、ファンゾーンが設置されたスカイホール豊田への流動も増えている様子が確認できます。
- ある施設に来訪した人が他に訪問している箇所を見ると、豊田スタジアムに来訪した人は、豊田市中心部の広い範囲に訪れている様子が確認できます。 引き続き得られたデータの分析を進め、様々な評価を行う予定です。結果がまとまりましたら、改めて報告いたします。
- また、豊田市中心市街地におけるWi-Fiパケットセンサーによる人の動きの調査は、今後も継続します。
※2 パロッシー
- ・歩行者自動計測装置のこと。豊田市中心市街地内に2008年から設置。現在は20箇所に設置。
【問い合わせ】
調査に関すること:(公財)豊田都市交通研究所 研究部 西堀泰英 nishihori[at]ttri.or.jp 0565-31-7543
システム(*)に関すること:山梨大学 交通・観光流動研究チーム代表 豊木博泰 toyoki[at]yamanashi.ac.jp 055-220-8192
※メールアドレスの[at]を@に置き換えてください
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2019/12/05
坪井研究員がCSIS DAYS 2019で研究奨励賞を受賞しました
2019年11月15日(金)~16日(土)に東京大学柏の葉キャンパス駅前サテライトで『CSIS DAYS 2019』が開催されました。『CSIS DAYS 2019』は空間情報科学に関する研究の成果を広く知っていただき、産官学の連携を促進する研究交流の活発な場に発展することを目的とした研究発表大会となります。
この大会で坪井研究員がポスター発表を行ったところ、空間情報科学分野に対する重要度や研究の先進性の観点で優れていることが認められ、研究奨励賞を受賞しました。
★当日発表したポスターはこちらです★
~将来都市構造を検討するための将来像可視化シミュレーションツールの構築について~
【 坪井研究員 喜びの声 】
CSIS DAYS 2019で研究奨励賞をいただき、大変ありがたく思います。受賞した研究は私が学生時代から実施していた研究であり、このように評価されたことに、大変嬉しく思います。来年度のCSIS DAYS 2020では、特別セッションにご招待いただけるとのことですので、本研究を進展した研究や関連研究としてこれまでに実施してきた研究についてご報告できたらと思います。この賞を励みに、今後も都市の活性化に貢献できるように取り組んでまいります。
以下、外部サイトとなります。
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2019/11/19
自転車の同調実験を実施しています
皆さんは自転車に乗るとき、車道と歩道のどちらを走りますか。
自転車は「車両」として位置づけられていますので、原則、車道を走らなければなりません。しかし、現在は自転車が「車両」であるという理解が十分に浸透していない、あるいは自転車が歩道と車道のどちらを走っていいのか分からない道路整理状況となっていることから、車道を走りづらい環境となっております。そのような曖昧な状況であるため、豊田市においては、自転車の交通事故死傷者数、割合は増加傾向にあります。
そこで当研究所では、「自転車走行空間の整備過渡期における道路政策のあり方に関する研究」と題して、利用されていない自転車走行空間の構造的あるいは心理的な原因を探し出すとともに、自転車のサクラ走行等といった心理的な方法により車道の利用率向上に向けた取り組みを行っています。
写真は朝の調査風景です。車道の通行率や逆走率はどの程度あるのか、車道をサクラ走行した場合、どのような影響があるのかを調査しています。
【調査の様子】
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2019/10/02
末野原ささえあいネットワークの集いに参加しました
先日、みなみ福寿園地域包括支援センターからの依頼により、末野原ささえあいネットワークの集いの中で、「高齢者の移動支援のこれからについて」をテーマに講演をさせて頂きました。参加者は、ささえあいネットワークに登録をしている店舗の方、高齢者クラブの方々です。高齢者を取り巻く環境に直に接しているというだけあって、「高齢者の移動支援のこれから」を、常に身近にある問題としてとらえ、大変熱心に話を聞いて頂けました。
プログラムの中では他にも、運転が心配な高齢者が身近にいた場合をテーマとしたグループワークがありました。そちらに私たちも参加したところ、普段の研究にご協力いただく高齢者の方々とは違った視点での意見を聞くことができ、大変参考になりました。
今後もこのような機会があれば、ぜひ参加して社会貢献を果たすとともに、声をかけていただけるような魅力ある研究を継続していきたいと思います。
【当日の資料はこちらです】
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2019/07/24
Wi-Fiパケットセンサーによる豊田市中心市街地歩行者流動調査について
公益財団法人豊田都市交通研究所では、豊田市中心市街地において来訪者の流動を把握して様々な取り組みを評価することを通じてまちづくりに貢献することを目的として、Wi-Fiパケットセンサーを20余カ所に設置して利用者の流動調査を実施します。
1.調査方法
スマートフォンや携帯ゲーム機等が発信するWi-Fiアクセスポイント探索電波を受信し、機器固有のMACアドレスを収集します。アドレスを元の情報が類推不可能な文字列へ変換し、得られたデータは統計処理し分析します。
2.プライバシーポリシー
取得する情報には氏名やメールアドレスなどの個人情報は含まれません。MACアドレスは機器に付された番号であり直接には個人を類推することはできませんが、安全のため類推不可能な文字に変換して利用します。
※詳細については、こちらの「豊田市中心市街地におけるWi-Fi パケットセンサー調査に関するプライバシーポリシー」をご参照ください。
3.調査期間
令和元年9月より令和2年3月まで実施し、その後の継続調査については別途お知らせします。