ラグビーワールドカップ前後の豊田市中心部における人の動き(速報)

(公財)豊田都市交通研究所は、豊田市中心市街地にWi-Fiパケットセンサー(※1)を設置し、人の動きを調査しています。この度、ラグビーワールドカップ2019愛知・豊田の開催期間前後の豊田市中心部における人の動きの速報がまとまりましたので、お知らせします。

※1 Wi-Fiパケットセンサー

  • ・Wi-Fiを使用する機器から発信される電波を受信して記録する装置
  • ・山梨大学交通・観光流動研究チームが開発したシステム(*下部問合せ先参照)を使用

 

調査の結果、主に次の点が明らかになりました。詳細は、こちらの資料をご覧ください。

  1. 試合開催日(9/23、9/28、10/5)には、普段よりも多くの人が来訪している実態が確認できました。台風19号により試合が中止となった日(10/12)は、来訪者数が極端に少ない実態も確認できます。
  2. ただし、パロッシー(※2)のデータと比べて、特に試合開催日の増加の幅が小さいことから、こうした点を考慮してWi-Fiパケットセンサーの結果を分析する必要があることが確認できます。
  3. 2点間の流動を見ると、試合開催日は豊田市駅付近から豊田スタジアム間の流動が顕著に増加することが確認できます。また、ファンゾーンが設置されたスカイホール豊田への流動も増えている様子が確認できます。
  4. ある施設に来訪した人が他に訪問している箇所を見ると、豊田スタジアムに来訪した人は、豊田市中心部の広い範囲に訪れている様子が確認できます。 引き続き得られたデータの分析を進め、様々な評価を行う予定です。結果がまとまりましたら、改めて報告いたします。
  5. また、豊田市中心市街地におけるWi-Fiパケットセンサーによる人の動きの調査は、今後も継続します。

※2 パロッシー

  • ・歩行者自動計測装置のこと。豊田市中心市街地内に2008年から設置。現在は20箇所に設置。

 

【問い合わせ】

調査に関すること:(公財)豊田都市交通研究所 研究部 西堀泰英 nishihori[at]ttri.or.jp 0565-31-7543

システム(*)に関すること:山梨大学 交通・観光流動研究チーム代表 豊木博泰 toyoki[at]yamanashi.ac.jp 055-220-8192

 

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