中国清華大学の調査団の受け入れについて

2023年8月22日、体温に近い酷暑の中、当研究所は中国のトップ大学である清華大学(Tsinghua Univ.)行健書院のご一行(写真)を迎えました。

中国の清華大学は、英教育専門誌THEによる世界大学ランキング2023ではアジア1位/世界16位(参考に、日本のトップ校の東京大学はアジア6位/世界39位)の大学です。書院は欧米大学のカレッジを模倣する組織で、行健書院は現在5つある書院のうちの一つです。

清華大学車両と運送学院の張剣波教授(写真:左2人目、2000年に東京大学で博士を取得された)が引率された行健書院の15名の学生を含む18人の調査団は、8月18日に来日して2週間の日程で、京都大学、名古屋大学、東京工業大学、早稲田大学、東京大学等日本の一流大学、京セラ、シャープ、IHI、日産等日本を代表する大企業、JAXA、東芝未来科学館等組織・施設を訪問して、日本の科学、技術、エンジニアリング等を調査しています。私(写真:左7人目)が清華大学の卒業生であることと世界のトヨタが立地する豊田市という地方都市という着眼点から、22日には豊田市に来て、当研究所で約2時間の交流を行ったほか、こちらが推奨したエコフルタウンの英語による見学ツアーおよびトヨタ会館の英語による見学ツアーに参加してきました。当研究所の紹介のほか、当研究所が取り組んでいる地方都市の都市と交通に関する様々な研究成果についても幅広く紹介でき、多岐にわたる交流ができました。

限られた時間の中で、中国語で直接交流できたことはより一層交流を深められたと張剣波教授から高く評価していただきました。

研究部・部長 安藤良輔