安藤研究部長らの論文が国際論文集に掲載されました

当研究所の安藤研究部長、三村主幹研究員、坪井研究員、石井主任研究員がまとめた、民間企業のCSRとCSVに関する取組を交通安全対策に取り入れる論文が、イギリスのWIT PressのWIT Transactions on The Built Environmentに採択されて、2020年11月に掲載されましたのでお知らせします。

【公表論文】
安藤/・三村・坪井・石井:HOW TO LINK CORPORATE SOCIAL RESPONSIBILITY AND CREATING SHARED VALUES WITH TRAFFIC SAFETY,WIT Transactions on The Built Environment,第200巻,131-141頁,2020年.(DOI: 10.2495/UT200111)
https://www.witpress.com/elibrary/wit-transactions-on-the-built-environment/200/37809

【論文の要旨】
本研究の目的は、愛知県の交通安全と高齢者の移動性の向上に焦点を当て、企業の社会的責任(CSR)と共有価値の創造(CSV)の交通対策へ導入する可能性を調査することである。300社を対象にアンケート調査を実施して、収集したデータに対して集計分析を行い、交通安全対策の策定に役立つアイデアを得た。本論文では、愛知県、そして最終的には日本での事故の減少につながる可能性のあるいくつかの効果的な交通安全対策をまとめた。従業員への安全教育と情報の提供、ADAS車両への変更に対する補助金の提供、新しい自動車保険商品等は、CSRとCSVの取組として挙げられる。交通事故を効果的に減らすために、愛知県ですべての対策が実現されることが期待されている。